仮想通貨で失敗した話|S&P500を崩して一攫千金を狙ったサラリーマンの末路編②

2026年1月13日火曜日

仮想通貨

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皆さんこんにちは。

仮想通貨で大失敗した話、今回が最終回です。

前回は、S&P500の80万円を崩してIOSTを買い集め、4円前後だったものが一時9円近くまで上がり、売却して19万円の利益を得られたところまでをお話しました。「そこで最悪の行動をした」と書いたので、今回はその話から始めます。


結果的に最悪の行動になりました。

前回お伝えした通り、2~4円で買い集めていたIOSTを売却したのは8.1977円のタイミングでした。売却したのは75,000IOST。9円近くまで上がっていたことを考えると売り時を逃したことになりますが、それでも2〜4円で買い集めていたものが約3倍になっていたので、年間の利益額は約19万円になりました。これは20万円を超えないように利確したんですよね。

この「最悪の行動」が何を指すのかというと、この成功体験が次の判断を完全に狂わせたことです。


しばらく距離を置いた後、「魔の年末」がやってくる

IOSTを売却した後、しばらくは仮想通貨から距離を置いていました。時期は2021年9月頃だったと思います。デイトレード的な売り買いはやめて、新規上場したアルトコインを少量買って放置するスタイルに切り替えていました。

ところが年末が近づくにつれて、気持ちが変わり始めます。「また20万円までは確定申告なしで利益が出せる」と思ってしまい、再び仮想通貨への熱が戻ってきました。

しかも、前回8円超で売り払ったIOSTは12月時点で3円前後まで暴落していました。「一度9円近くまで高騰した実績があるコインが3円で買えるなら、またそのうち暴騰するだろう」——今思えばあり得ない楽観論ですが、当時の私には成功体験がそう思わせていました。こうして再びIOSTを買い集め始めます。

購入履歴:IOSTを買い集めています。



ナンピン地獄へ

2021年12月〜2022年11月まで、私はひたすらIOSTを買い続けていました。大体2~3円の間で買い集めていたと思います。

使った金額は正直集計したくなかったので正確には把握していませんが、前年に売却した金額はすべて使い、さらに給料からも買い増しを続けていました。いわゆる「ナンピン買い」です。

この期間、IOSTはほとんど値動きがなく、傾向としては右肩下がりでした。それでも「そのうち上がるだろう」と楽観的に構えたまま買い続けた結果、保有量は235,861IOST。平均3〜4円だとすると、投資額は70〜80万円ほどになっていました。前回以上の金額を仮想通貨に突っ込んでいたことになります。


2022年、仮想通貨の大暴落が始まる

2022年、仮想通貨全体の大暴落が訪れます。ビットコインも一時600万円近くまで上がっていたのが、300万円台まで戻るような大きな下落でした。

私が保有していたIOSTも例外ではありませんでした。3円前後で推移していた価格が、2.5円になり、2円を割り、1.5円を下回り……。仕事中だったか夜中だったか記憶は曖昧ですが、暴落が始まると本当にあっという間です。70〜80万円あった資産が半分以下になるのに、それほど時間はかかりませんでした。


損切りした時の売却履歴

そして1.11円のタイミングで、耐えきれず全売却しました。売却額は263,930円。70〜80万円が、あっけなく4分の1になりました。


そして懲りずに、翌年もまたやった

ここで終わればまだ学習能力があったのですが、懲りずに翌年もう一度IOSTに手を出しています。ただ今度はほとんど値動きもなく、諦めて売りました。損失額は大したことはなかったですが、やはり成功体験の引力というのはなかなか断ち切れないものだと実感しました。


この失敗から学んだこと

その後、ビットコインやイーサリアムは値段を戻しました。2026年現在、ビットコインは1,500万円前後まで回復しています(※執筆時点)。一方、私が買っていたIOSTのような草コインはそうはいきませんでした。一度も8円に戻ることなく、現在は0.2円前後。もし持ち続けていたら、売却額の263,930円からさらに5分の1になっていた計算です。

①の記事でお話したS&P500を崩した80万円と1回目で得た利益は2回目の失敗でほとんど溶かしてしまったことになります。一方、その80万円をS&P500のままにしておけば今頃230万円になっていた。その差は実に300万円以上です。

この一連の失敗で一番怖いと思うのは「成功体験」です。うまくいった時の記憶だけを都合よく覚えていて、その後の失敗はなかったことにしてしまう。「またそのうち上がるだろう」という根拠のない楽観論でナンピンを続けた結果がこれです。せめてメジャーだったビットコインを選んで放置していれば、少なくとも2〜3倍にはなっていたはずです。「メジャーなものを買って長期保有する」という至ってシンプルな正解に気づくのに、私は100万円近いの授業料を払うことになりました。

この失敗があったからこそ、今は毎月分配型の投資信託をコツコツ運用するスタイルに落ち着いています。派手な爆益はありませんが、毎月確実に分配金が入ってくる安心感は、当時の一攫千金を夢見ていた頃には想像もできなかったものです。

長くなりましたが、仮想通貨の失敗編はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました。


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